ほうれい線は年齢によって対策が変わる|年齢別ケア方法

ほうれい線の年齢による違いの画像

ほうれい線が気になり始める年齢は人により色々です。20代の若い年齢でもほうれい線が気になる人がいます。一般的に口横の溝のことをほうれい線と呼びますが、ほうれい線(口横の溝)には、老けて見えないほうれい線と明らかに老けて見えるほうれい線あります。

目安は、その線があることで、顔全体が老けて見えるかどうかです。とはいえ、人の感じ方はさまざまで、ほうれい線とはいえない口横の線でも、深刻に悩む人もいますし、明らかに老けてみえるほうれい線ですぐに対処が必要なのに平気な人もいます。

人にはなかなか言えないほうれい線の悩みですが、年齢により現れるほうれい線の特徴とその対策法を知っていれば、なにも恐れることはありません。

この記事では、年齢ごとのほうれい線の特徴とケア方法をお伝えいたします。

1.ほうれい線は年齢によって対策法が違う

ほうれい線は年齢によって原因が違い、よって対策法も異なります。顔にたるみが出るころから本格的なほうれい線に移行していきます。本格的なほうれい線とは、明らかに見た目に老けて見える、鼻から口にかけて刻まれる溝や線のことです。

また生まれながらの骨格により、若くてもほうれい線が出来る人がいます。骨格が原因の場合は、20代の早いうちから気になり始めます。ほうれい線は、年齢によるたるみの程度と骨格により、現れ方が異なり、対策法が変わるのです。

2.年齢が30代までの老けて見えないほうれい線対策

年齢が20代から30代のほうれい線は、見た目にはまだそれほどの老け感がありません。特に30代前半までは、骨格や頬の脂肪の量により、ほうれい線が気になる場合があります。20代、30代のほうれい線の例をあげ、それぞれのベストな対策法をお伝えします。

2-1.画像で見る20代のほうれい線

20代のほうれい線の例を画像でしめしています。20代のほうれい線の原因は、骨格によるもの、乾燥によるものがほとんどです。顔にまだたるみがないため、口横のほうれい線の溝やしわは見た目に老け感がありません。

※ほうれい線以外の要素(目の周りの若さ)が老け感の判断材料とならないように、目の周りを隠しています。

ほうれい線の見た目を調べる画像4

年齢が20代のほうれい線です。頬の脂肪の付き方でほうれい線(口横の溝)が深く見えますが、老け感はありません。

ほうれい線の見た目を調べる画像7

こちらは乾燥が原因でほうれい線の溝が出来ています。しかしまだ若く肌に弾力があるため、老け感はありません。

老け感のないほうれい線の画像

こちらは、骨格によりほうれい線が出来ている代表例です。画像のように口周りが前方に出ている骨格の場合は、若いうちから口横に折り目がつきやすくなります。10代から目立つ人もいます。

年齢が20代のほうれい線対策

20代のほうれい線は溝を浅くすることを重点的に行います。そのためには、肌内部の水分をしっかりと保てる丈夫な肌をつくります。現代の若い女性は10代から化粧品を使っている人が多く、化粧品の成分で、知らず知らずの間に肌のバリアが壊れ乾燥しやい肌になっている場合があります。

ほうれい線が刻まれない丈夫な肌をつくるためにはケミカル断ちが必須です。お肌のお手入れを見直すだけでもかなり効果がありますが、口の周りの筋肉を鍛えると、内側からほうれい線の溝を持ち上げることができ、さらに効果的です。

ほうれい線のケアは、自分でできるケアと、エステやクリニックで行うケアに分けられます。

<<20代のほうれい線対策>>
自分で出来るケア
●丈夫な肌づくり・・・ケミカル断ち
●内側からほうれい線を持ち上げる・・・表情筋トレーニング(第4章で解説)

エステやクリニックで行うケア
●美肌レーザー(フォトフェイシャルなど)でキメを整える
●ケミカルピーリングで肌のターンオーバーを整える

20代の若い年齢は、ケミカル断ちと表情筋トレーニングで口の周りの組織を強化する、この2つのケアが大きな柱となります。

ケミカル断ちとは、肌バリアを壊す化粧品を使わないこと。現在市販されている化粧品の多くは、乾燥肌になりやすい成分、「合成界面活性剤」や「合成ポリマー」が配合されています。これらの成分が含まれた化粧品を長く使うと、肌本来が持っているバリア機能が壊れ、肌に必要な水分量を保てなくなり、乾燥した荒れた肌になります。

肌に必要な水分を保てなくなると、若い年齢でもほうれい線ができやすくなります。

そのほか、エステやクリニックできるケアとして、美肌レーザーがあります。まだ本格的なほうれい線ではないので、肌の表皮を整えて透明感を与えるフォトフェイシャルなどの光治療や、肌の角質を取り除いてターンオーバーを正常化するケミカルピーリングで十分です。

フォトフェイシャル(IPL治療)とは、IPL(Intense Plused Light)という光を顔全体に照射し、さまざまな肌のトラブルを改善する最新の美容医療です。ケミカルピーリングとは、肌の表面に、グリコール酸や乳酸などの酸性の薬剤を塗って厚くなった角質層を溶かすことで、新しい細胞の再生を促していく治療法です。

20代の年齢は自分でできる方法だけで十分効果がある

20代では、ケミカル断ちと表情筋トレーニングだけでも十分効果があります。肌にしっかりと水分を保てるようになり、肌に透明感が出ると、ほうれい線の溝が目立たなくなります。

20代はほうれい線に見た目の老け感がないものの、これから必ず年齢は重ねていくので、今のうちからしっかりと対策をとっておけば、本格的なほうれい線に移行しなくてすみます。

ケミカル断ちの詳しい実践方法は、『 ほうれい線をなくす方法|深い溝を分からなくする簡単メソッド 』のケミカル断ちの章をご覧ください。

2-2.画像で見る30代のほうれい線

30代のほうれい線の例を画像でしめしています。30代のほうれい線の原因は、20代の原因の骨格によるもの、乾燥によるものに加え、肌の弾力の減少も加わります。しかし、顔にまだ目立ったたるみがないため、30代の半ばまでは口横のほうれい線の溝やしわはそれほどの老け感がない年齢です。

保湿する女性の画像

ただし、30代の半ばを過ぎると、女性ホルモンの減少から急激に肌の弾力が失われていきます。そうはいってもまだ肌にハリがあり、それほど心配なしなくて大丈夫な年齢です。ただし、30代後半になると、次の40代に準じた対策が必要となります。

年齢が30代のほうれい線対策

30代のほうれい線も、20代と同じように、溝を浅くすること、そして今後、深くしないように予防することが大切です。そのためには、20代より積極的なケアを行います。

ケミカル断ちと表情筋トレーニング(4章で方法を解説)は20代のほうれい線対策と同じです。

ほうれい線が刻まれない丈夫な肌をつくるためにはケミカル断ちが必須です。さらに、口の周りの筋肉を鍛えると、内側からほうれい線の溝を持ち上げることができ、さらに効果的です。

<<30代のほうれい線対策>>
自分で出来るケア
●丈夫な肌づくり・・・ケミカル断ち
●内側からほうれい線を持ち上げる・・・表情筋トレーニング(第4章で解説)

エステやクリニックで行うケア
●照射系治療(フラクショナルレーザーなど)
●PRP皮膚再生療法

年齢が30代のほうれい線対策は、ケミカル断ちと表情筋トレーニングで口の周りの組織を強化する、この2つのケアに加え、エステやクリニックなどの美容医療も追加すると、さらに効果的です。

ただし、美容医療を頼るかどうかは人それぞれの考え方があります。下の図のように、口に空気を入れてみてほうれい線の溝が消える場合は、本格的なほうれい線にはなっていません。ケミカル断ちと表情筋トレーニングの自分でできる方法をコツコツやるだけでも効果が出ます。

ほうれい線の改善トレーニング画像
30代では、線が見えなくなることがほとんど

口に空気を入れて頬を含ませるとほうれい線が消える場合は、まだ美容医療は必要はありません。30代はまだ肌に弾力があるため、ほとんどの方がしわが消えると思います。

美容クリニックで治療する場合は、フラクショナルレーザーなどのように真皮まで届き肌の弾力を増やす照射系治療がおすすめ。あとはPRP皮膚再生療法も向いています。

PRP皮膚再生療法は「多血小板血漿」と呼ばれる治療で自然に傷が治るときに自ら修復する体の自己免疫力を利用した施術です。自分の血液から生成された成分を皮膚に注入することで肌が活性化し、肌の弾力がアップします。

ほうれい線対策のレーザー治療については、『 ほうれい線に効くレーザー治療はどれ?効果順ランキング 』を参考にしてください。

3.年齢が40代以降の老けて見えるほうれい線対策

次は、年齢が40代以降のほうれい線の対策です。40代で口の横にシワがあると、老け感が出てきます。顔のたるみが本格的になってくる年齢ですので、早めの対策が必要です。

3-1.画像で見る40代・50代のほうれい線

40代~50代のほうれい線の例を画像でしめしています。40代以降は顔のたるみがほうれい線の主な原因となります。顔のたるみは30代から徐々にすすみ、40代から一気に表面化して現れてきます。

※ほうれい線以外の要素(目の周りのシワなど)が老け感の判断材料とならないように、目の周りを隠しています。

ほうれい線の見た目を調べる画像1

40代のほうれい線の例。顔の上部には老け感はそれほどありませんが、口横にたるみがあるのでほうれい線の溝が老けて見えます。

ほうれい線の見た目を調べる画像10

50代のほうれい線の例です。頬の位置が下がっており、ほうれい線の上の位置にボリュームが出ています。

ほうれい線の見た目を調べる画像9

30代の半ばまではまだ老け感が無かった口横の溝やしわですが、50代では上の画像のように、ほうれい線周りの小さなしわが増え、老け感が出始めています。肌の弾力が低下している証拠です。

40代から50代のほうれい線対策

40代後半から50代は顔のたるみがいよいよ本格的となり、ほうれい線にも老け感がはっきり出るようになります。閉経前後で肌のハリが急速に失われ、ほうれい線周辺に細かいしわが出始めるころです。

20代から30代半ばまでの若い人は、口横の溝(ほうれい線)の周囲にはしわがほとんどないのに対して、50代からは表情をつくるたびに、ほうれい線だけでなく顔中に小さなしわが刻まれるようになります。

真皮の線維芽細胞からコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの肌の弾力の元となる成分の生成量が減り、古いコラーゲンが固くなることで肌の弾力が低下するからです。

<<40代から50代のほうれい線対策>>
自分で出来るケア
●丈夫な肌づくり・・・ケミカル断ち
●内側からほうれい線を持ち上げる・・・表情筋トレーニング(第4章で解説)

エステやクリニックで行うケア
●照射系治療(サーマクール・ギャラクシーポラリス)
●スレッドリフト

50代までのほうれい線で、皮膚の真皮までほうれい線の溝が入り込んでいない場合は、自分でできるケアだけでもほうれい線の溝は解消できる可能性があります。

下の画像のように、ほうれい線の少し上の皮膚を上に引き上げてみてください。線のない綺麗な皮膚が出てきたら、まだ真皮までしわが及んでいないという証拠です。

ほうれい線チェックの画像

もし、ほうれい線の上を指で引き上げても、皮膚にしわが残り完全に消えない場合は、美容医療の力を借りることも一つの方法です。ダウンタイムがないのは照射系の治療ですが、真皮だけでなく皮下組織まで到達するサーマクールを選択すると、ほうれい線周りの引き締めを行うことができます。

ただし、頬の脂肪が少ない人がサーマクールを受けると、頬がこけてかえって老け感が出てしまう場合があります。照射系治療の種類や適応については、『 ほうれい線に効くレーザー治療はどれ?効果順ランキング 』を参考にしてください。

スレッドリフトは、「トゲ」や「コーン」といわれる引っかかりが付いた糸を顔の組織に挿入して頬を引き上げ、ほうれい線を目立たなくする治療です。皮下組織にトゲやコーンが引っかかるので、糸の張力でほうれい部分のたるみが引き上がりほうれい線が解消します。

3-3.画像で見る60代以降のほうれい線

60代以降のほうれい線の例を画像でしめしています。60代からは顔のたるみがさらに進み、ほうれい線の上に頬のお肉が乗ってしまう人もいます。真顔のときもほうれい線の溝が刻まれたままになります。

60代のほうれい線の画像
60代のほうれい線の例

ほうれい線の見た目を調べる画像6
70代のほうれい線の例

ほうれい線が口横からあごにかけて伸びてきます。ほうれい線が真皮まで入り込み、ほうれい線だけでなく顔中にしわが目立ってきます。

60代以降のほうれい線対策

年齢が60代以降のほうれい線は、先ほどのチェックで、しわが残っている場合がほとんどです。皮膚の深い部分までしわの溝が及んでいるので、ケミカル断ちと表情筋とレーニングのみでは改善が難しくなります。

完全に解消したい場合は、フェイスリフトなど切る治療も検討することになりますが、外科的手術はリスクが大きいので、どこまで改善したいのかを自分でよく考えることが大切です。

<<60代以降のほうれい線対策>>
自分で出来るケア
●丈夫な肌づくり・・・ケミカル断ち
●内側からほうれい線を持ち上げる・・・表情筋トレーニング(第4章で解説)

エステやクリニックで行うケア
●照射系治療(サーマクールCPT・ウルトラリフト)
●フェイスリフト

照射系の治療は、サーマクールのように皮下組織まで作用する治療や、ウルトラリフトのように、さらに深い筋膜まで作用するものが改善効果が高くなります。

4.すべての年齢でおすすめの表情筋トレーニング

さて、年齢別でほうれい線の対策法を見てまいりました。ほうれい線は急に出てくるものではなく、徐々にすすんでいくものです。ですので、ひどくなる前に対策をとることはとても大切なことなのです。

ほうれい線に悩んだら、すべての年齢で表情筋トレーニングを行いましょう。頭蓋骨の上には表情をつくる表情筋があります。表情筋が弱ると皮膚と一緒に下にずり下がってきます。これがたるみの原因です。たるみがひどくなると、ほうれい線はどんどんと深くなってしまいます。表情筋を鍛えると、下がっていた顔の皮膚が引き上がります。

それでは、これからほうれい線に悩むすべての年齢におすすめのトレーニング法をお伝えします。ほうれい線部分の組織を強くして、ほうれい線の溝の食い込みを阻止するトレーニングと、頬を上げてほうれい線の負担を取りほうれい線を解消する方法をお伝えいたします。

4-1.口周りの筋肉を鍛える

口周りの筋肉を強くしてほうれい線の溝をを食い込みにくくします。

1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像1

2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像2

3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像3

●回数・・・2セット

 

4-2.頬を引き上げる

頬の位置が上がると、ほうれい線の負担が取れ、ほうれい線が解消します。

1、軽く口をとがらせます。

2、上はぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。

●時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間 慣れたら頬が疲れるまでやると効果的

 

●トレーニングのコツ・・・頬は真上に向かって上げます。

注意点としては、口を横に広げて頬を上げないように。目の下に頬をくっつけるイメージでやるとうまくいきます。

ほうれい線のケアに良い表情筋トレーニングの解説は『 ほうれい線を消す表情筋エクササイズの効果的な方法 』をご覧ください。

4.まとめ

年齢別のほうれい線対策法についてお伝えしてまいりました。ほうれい線が出来た原因を知り、現在の状態を改善するとともに、今後ひどくならないように予防することはとても大切です。年齢ごとのほうれい線の特徴を知り、しっかりとケアしてまいりましょう。

また、ほうれい線は頬のたるみで悪化します。『 ほうれい線はリフトアップして解消する!顔を上げる3つの手段 』の記事もおススメです。ぜひ参考になさってください。

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