ほうれい線(法令線)ができる原因と改善法

ほうれい線に悩む女性の画像

ほうれい線はとても気になるものです。鼻から口に伸びるハの字のシワができると、自分の顔が急に老けた気がしてとても悩んでしまいます。では、ほうれい線ができてしまった原因はなんでしょうか?

ほうれい線はなにもしないで放っておくと、どんどん目立つようになります。こちらの記事には、ほうれい線ができる原因を詳しく書いています。一日も早く原因を知り、対策を取ってまいりましょう。

1.ほうれい線の原因を知れば、悪化を食い止めることができる

ほうれい線ができてしまうのには、必ず何らかの原因があるものです。原因を知り正しく対処すれば、今以上悪化すことを食い止めることができる上、改善することができます。

1-1.ほうれい線は、完全にシワになる前の「溝」であることがほとんど

意外と知られていないのが、本当にほうれい線ができてしまった!と思っても、実は完全にはまだシワになっていないということ。

ここで一つ実験をしてみましょう。方法は簡単です。気になっているほうれい線の部分に空気を入れて、膨らませてみてください。

くちに空気を入れている画像
ほうれい線のある部分に空気を入れてふくらませてみよう

いかがですか?あら不思議、なめらかでシワの無い皮膚が出てきましたね。

この実験から、ずっとほうれい線の「シワ」だと思っていたのに、「完全にはシワになっていない」のを確認できると思います。

ほうれい線部分の綺麗な皮膚の画像
ほうれい線の本シワにはなっていない。綺麗な皮膚が出てきた

1-2.今の溝のうちに手を打つと、本ジワに移行しない

この実験からも分かるように、ほうれい線に悩んでいるほとんどの人が、まだ本シワまで至っていません。

私のレッスンでも、ほうれい線に悩む方に同じ実験をしてもらいますが、皆さん、ほうれい線だと思っていたのに、まだ綺麗な皮膚のままであることが分かり、とても安心されます。

1-3.軽い線になっていても、まだ改善の余地がある

一方、空気を入れても、うっすら軽いシワが入っている、という方も、まだまだ改善の余地があります。

軽いほうれい線の画像
空気を入れてみると・・・

ほうれい線の軽いシワの画像
軽いシワが残っている

上の画像のような軽い線の場合も、まだ初期症状ですので、改善の可能性が十分あります。ようは、完全に二つ折りになった深いほうれい線以外なら、原因を知って正しく対処すれば、改善できるのです。

1-4.50代までの年齢で完全な二つ折りのほうれい線が出来ているのは理由がある

50代で完全に二つ折りの深いシワになっていることは、まれです。ただし、50代までの年齢にかかわらず、すでにはっきりと深いほうれい線がある場合は、それなりの理由があるはずです。

ほうれい線のイラスト
笑っていないのに深く刻まれたほうれい線

上の実験のように空気を入れてみても、かなり深いほうれい線が残る原因については、4章で詳しく述べさせていただきます。

ほうれい線は、完全なシワになる前に原因を知り、対処すれば、本ジワに発展することを防いでくれます。これから、ほうれい線の溝が出来た原因をお伝えします。ぜひ参考にしてください。

2.ほうれい線の主な原因は3つ

ほうれい線ができる原因は主に次の3つが考えられます。心当たりはないかしっかり確認してみてください。

2-1.加齢による真皮の変化が原因

1つ目の原因は、加齢です。皮膚の真皮は、肌の弾力をつかさどるコラーゲン、エラスチンという線維がはりめぐらされています。

しかし、加齢により、これらを生み出す線維芽細胞の数が減り、また線維芽細胞の機能が衰えることにより、肌の弾力が急激に失われていきます。

弾力がある肌の断面図(イメージ) 
弾力がある肌の断面図(イメージ)

シワの断面図の画像

シワができた皮膚の断面図

これにより、表情の癖が戻りにくくなり、頬から口の周りの皮膚に日ごろの表情ジワが定着しやすくなってしまいます。

2-2.筋力の衰えで頬が下がったことが原因

ほうれい線が出来てしまう2つ目の大きな原因は、顔の筋肉の衰えで頬が下がったことです。

顔には、約30種類の筋肉がはりめぐらされています。表情を作るための筋肉のため、「表情筋」と呼ばれます。

表情筋のイラスト画像
顔には約30種類の表情筋がある

しかし、皮膚の衰えと同じく、表情筋も加齢とともに弱って弾力を失っていきます。加齢だけでなく、日ごろ笑顔が少なかったりして筋肉を動かさないと、余計に筋肉が下がりやすくなります。

特に顔の中では頬に脂肪がもっとも多くついていつため、頬の脂肪を支えきれなくなり、下垂すると、口横にほうれい線の溝ができやすくなってしまいます。

ほうれい線に関係するのは、特に頬の筋肉と口の筋肉です。これらの筋肉を鍛えれば、ほうれい線の予防と改善が叶います。

2-3.生まれながらの骨格が原因

3番目の原因は、骨格が原因です。若いうちからほうれい線に悩む方は、ほうれい線ができやすい骨格であることがあります。具体的には、口が少し前に出たような骨格です。

骨格は生まれながらのものなので、骨格自体を変えることができませんが、日常生活を工夫することで、悪化を防ぐことが出来ます。

3.ほうれい線の改善法

それでは、ほうれい線の原因を理解したところで、次はそれぞれの原因に対応した改善法をお伝えしたいと思います。

3-1.真皮の衰えが原因になっている場合の改善法

まずは、顔を紫外線にさらさないことが重要です。紫外線を浴びると、真皮のコラーゲンが破壊され、顔の皮膚に弾力が無くなってしまいます。

さきほど、ほうれい線の原因の一つに、皮膚の真皮の衰えがあるとお伝えしましたね。皮膚の弾力を司っている「線維芽細胞」はそれ自体が、老化にともなう現象ですので、食い止めることが難しいです。

ただ、少しでも線維芽細胞の負担になる要因をしっかりと無くしていくことはできるはずです。

紫外線を避けるために、家の中で1日過ごすときも日焼け止めをきちんとつけましょう。また外出時は日傘や帽子で顔を完全に紫外線から守ります。どれだけ紫外線対策を徹底できるかが、ほうれい線改善のカギとなっていきます。

日傘をさしている女性の画像
これぐらいの徹底することをおすすめします!

3-2.表情筋の衰えが原因になっている場合の改善法

表情筋の衰えが原因になっている場合は、頬と口周りの筋肉を徹底的に鍛えていきます。

1、頬の筋力アップ)

2、口周りの筋力アップ)

 この2つのアプローチでほうれい線のできない顔をめざしていきましょう。

頬の筋力アップの方法

それでは、頬を筋肉を鍛えるトレーニング法をお伝えします。

1、軽く口をとがらせます。

2、上はぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。

●時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間 慣れたら頬が疲れるまでやると効果的

 

●トレーニングのコツ・・・頬は真上に向かって上げます。

口周りの筋力アップの方法

ほうれい線は鼻横から口にかけて折り込まることでできますね。口周りの筋肉を鍛えて口周りを固く固くすると、ほうれいの線が付きにくくなります。

理由は、固い部分は折れにくいからです。試しに、口を閉じたまま、上唇と下唇をぐっと押し合ってみましょう。

ほうれい線を消すトレーニング画像
上くちびると下くちびるをぐっと押し合う

 それから、その状態でほうれい線部分の皮膚を指で押してみてください。皮膚が固くなっているのが分かります。

ほうれい線の上を押している画像
くちびるを押し合ったまま指でほうれい部分を触ると、固くなっているのが分かる

 皮膚の下にある口周りの筋肉、「口輪筋(こうりんきん)」をしっかりと鍛えれば、ほうれい部分が折れにくくなり、次第に刻まれた線も薄くしていくことができます。

それでは、口周りを鍛えるトレーニングを一緒にやってみましょう。頬のトレーニングより簡単です!覚えやすいと思います。

1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像1

2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像2

3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像3

●回数・・・2セット

 

●トレーニングのコツ・・・上唇と下唇を垂直に押し合い、口周りの筋肉をしっかり緊張させます。

さらに詳しくほうれい線の改善法を知りたい方は、「 ほうれい線を消す!自分でできる今すぐ若く見せる方法 」を参考にしてください。

 3-3.生まれながらの骨格が原因の対処法

口周りが少し前方に出ている顔の骨格の場合は、ほうれい線ができやすいです。理由は、ちょうどほうれい線が出来る部分が骨格上、折れやすいからです。

この場合は、表情筋のトレーニングに加え、保湿が有効です。もちろん紫外線対にも十分気を付けましょう。

4.深いほうれい線は過度なマッサージが原因のことが多い

ほうれい線に悩む女性の画像

40代、50代でも深いほうれい線ができてしまっている方がおられます。先ほどの1章で「50代までの年齢で完全な二つ折りのほうれい線が出来ているのは理由がある」とお伝えしたと思います。

実はそういう方に限って、美容にとても興味がある場合が多いのです。特に美容のためにせっせと行っているマッサージが、深いほうれい線の原因になっていることがあります。

最近は美容情報が氾濫したことにより、かえってほうれい線を深くしている例が増えているので、あえてこの別項目でお話しさせていただきたいと思います。

4-1.マッサージによる刺激がほうれい部分の皮膚をたるませている

ほうれい線など、顔に悩みが出来ると、マッサージの際、つい指に力が入ったり、回数を多くしてしまいがちです。指で皮膚を色んな方向へ移動することは、結果的に皮膚を伸ばし、ほうれい線をどんどん深くしてしまいます。

強いマッサージ、特に骨に当たるほど強く指を動かすと、確かに一時的には顔のむくみが取れて、スッキリしたように見えますが、皮膚は間違いなく指をすべらせた方向に伸びてしまいます。

マッサージをしている女性の画像
過度なマッサージが原因でほうれい線が深くなることがある

何年も同じ部位に強くマッサージを続けている人は、その部分にたるみが生じていないかよく観察してみてください。

もし皮膚がマッサージする前よりたるんでいる(ほうれい線が深くなっている)ことに気づいたら、そのマッサージ法はその人に合っていないということです。1日も早くその方法をやめることをお勧めします。

 マッサージに使用する化粧品にも注意が必要です。合成界面活性剤が多く配合されているマッサージクリームは、結果的に皮膚のバリアを壊して乾燥を招き、ほうれい線を深くする原因となります。

5.ほうれい線の原因と改善法まとめ

 ほうれい線は、気づいた時が改善するための良いタイミングです。ほうれい線ができる原因を知り、きちんと改善に向けて対応できるかどうかがに、今後、悪化するか、気にならなくなるかの分かれ道となります。

日常生活の中にほうれい線を作るような行為がないかしっかりと見直すこと。悪い習慣なら思い切ってやめましょう。そして、ほうれい線に関連する、頬と口周りの筋肉をしっかりと鍛え、真皮の弾力を奪ってしまう紫外線対策をしっかりと行います。

 ほうれい線の原因を知って早目に対処すると、悩みが解消していくはずです。この記事をぜひ参考になさってください。

コメントはこちらからどうぞ