プロのカメラマンに聞いたスマホでプロ並みな写真を撮る方法

最近はスマートフォンのカメラ機能が向上して、だれでもボタンを押すだけで、そこそこ見栄えのよい写真が撮れるようになりました。

でも、ちょっとしたコツで、ランクアップした写真が撮れることをご存知ですか?

私は機械オンチな上、もともとスマホで写真を撮る習慣がないので、たまに写真を撮る必要が出たときは、平均的な面白みのない写真しか撮れなくて悩んでいました。

プロのカメラマンの兄によると、スマホの自動の調節機能だけでもよいが、撮る際にほんの少し工夫するだけで、写真の見た目が数段ランクアップするのだそうです。

ということで、プロのカメラマンに、スマホでプロ並みな写真を撮るコツを伝授してもらいました。この記事を読むだけでも、確実に上手く写真が撮れるようになるはずです。

ちょっとした工夫でスマホのが写真が劇的におしゃれになる秘訣をお伝えします。今日からSNSに載せる写真もランクアップさせちゃいましょう!

1.スマホ写真はちょっとしたコツを覚えるだけで劇的に変わる

スマホで写真を撮るとき、ついやってしまうのが、自分の見ている位置から、被写体を見たまんま撮ろうとすること。

私はいつもそんな感じで写真を撮ってました。

ちなみに、先日私が撮った、「まい泉」のとんかつ。↓

座っている位置から、自分の目線で見えているように、上から撮ったところ。

ご飯もお味噌汁もおしんこもセットだったので、豪華に見えるよう、とんかつ以外もそれぞれ少し見せるように撮りました。

今度は、同じとんかつを、プロのカメラマンが同じスマホで撮った写真。↓

肉の厚みやコロモの毛羽立ちがよくわかり、私の写真と全然違います!

カメラマンは斜め45度から撮ってました。

ただ、このプロのカメラマンが撮った画像、私的にはちょっと暗いと思いました。

素人目にはもっと明るい方が良いと思ったのです。そこで、上の画像を画像編集ソフトで明るくしてみました。

いかがですか?明るくはなったけど、なんとなく、とんかつの重厚感が無くなった感じがする。

実は、これ、素人がよくやる間違いなんだそうです。

1-1.素人がスマホで写真を撮る際のよくある間違い

スマホで写真を撮るとき、やってしまいがちな間違いがあります。いつくか教えてもらいました。

間違いその1:とにかく明るくしてしまう

画像が明るければ綺麗に撮れると思い込み、「ホワイトバランス」のつまみを強くしてしまうんですね。

画像は白ければ白いほど、明るければ明るいほど鮮明になると思っちゃうんですよね・・・私はいつもこれやってました!

しかし、全体的に白っぽくなり、被写体のもつ独特の雰囲気が壊れてしまいます。

ホワイトバランスを調整するときも、被写体をよく見ながら、やりすぎ感のないようにしなければなりません。

間違いその2:自分の目線で見たように撮る

他についやりがちなのが、自分が見たとおりのアングルでシャッターを切ること。

例えば上のとんかつ、私は真上から撮ってしまいました。

奮発したまい泉のとんかつが・・・ペラペラに見えます。

でも、少しアングルを下げて撮ると、とんかつが立体的になりますね。カメラを斜め45度に構えただけです。

斜め45度から撮ると、とんかつに焦点があって、後ろのキャベツがぼんやりいい感じに写ってます。

間違いその3:全部を見せようとする

また私が今までよくやってたのは、定食なんかだと、メインディッシュ以外のものも一緒に撮りたいと思ってしまう。

こうすれば賑わい感というか贅沢感というか、そんなのが出るんではないかなぁ・・と。

こんな感じ。↓

めったに食べない御馳走だとなおさら、全部見せたい!と欲張ってしまうんですよね。

でもプロはあえて、すべてを撮らないのです。

プロは食べ物(ワンタンメン)をこんな感じで撮ります。どんぶりの一部分だけの方がよりリアル感が出ますね。

サイドのものを撮りたいときは、サブの方をさりげなく、斜め後ろに配置し、メインの方に焦点が合うように。

下の写真、「肉汁うどん大盛」だから、あえてうどんのボリュームが分かるように撮っています。

こちらも壺の中に入ったお弁当、明石名物「ひっぱりだこ飯」↓

壺の一部だけですが、たこの太さや青菜の青々しさがよく分かります。

下の「まい泉のかつまぶし」は、お茶をかけて食べるので、どびんの注ぎ口が右側に少しのぞくように撮っています。

 

少しどびんの口が見えるだけで、どうやって食べるのかが分かり、より美味しそうに見えますね。

お弁当も、私なんかはつい弁当箱全体を撮影したくなるが、プロはこんな感じで撮ります。

これで十分、全体が分かりますね。すべてを撮ってしまうより、美味しそうな感じが伝わってきます。

こんなふうに、口でわざわざ説明しなくても、写真がすべてを語ってくれます。

2.スマホ画像を綺麗に取る基本のコツ6選

それでは、よく撮るシーン別で、スマホ写真のコツを教えてもらいました。

ちなみに私が使っているスマホは、Android ドコモSO-01H で、カメラマンにも同じカメラで撮影してもらっています。

2-1.基本のコツ① 斜め45度の角度から撮る

下の画像は、「ごまたまご」を私が撮った写真。

さっきのとんかつもそうですが、私の長い人生、写真を撮るときはいつもこうだった~と気づかされた。

自分の座った目線のまま、上から撮っています。

しかしですね、上から被写体を撮ると、ものすごく説明的になって面白みに欠けるそうです。

私としては、「ごまたまご」の名前がはっきりわかった方が良いと、つい上からカメラを構えていました。

この同じ「ごまたまご」、プロはこう撮る!

ごまたまごの厚みがよく分かりますね。

同じカメラで斜め45度で撮っただけです。色あいや明るさの微調整もしていません。

今度はもっとアングルを下げて撮ってみました。こんな感じも面白いですね。

2-2.基本のコツ② 明るさ・色合いのバーを調節して撮る

今度は写真を撮る際に「明るさ・色合い」を調節してみましょう。写真に雰囲気がぐっと出てまいります。

下の写真は明るさと色合い考えず、スマホ任せのオートで撮った私の写真。

室内光の電球色が白いお皿にうつり、赤みが出ています。

そこで、カメラマンが撮った画像はコチラ↓

お皿の色やサンドされたクリームの白さが際立ちました。

スマホで標準についているカメラの「色あい」を青い方にバーを動かし撮影していました。

青い方にバーを動かすと、赤みが消えます。

こちらは、「色合い」「明るさ」を微妙に調整。

上ほど白くならず、温かみも加わりました。

2-3.基本のコツ③ たてよこの構図をそろえて撮る

さて、次は、頭蓋骨模型を私が普通に、いつものように何も考えずパシャッと撮ってみました。

でも、プロはこう撮る!

たてよこの構図がきれいに揃っています。前方の梁の枠が縦横カメラのフレームに合っています。

これはやはり基本のようです。写真に安定感が出ます。

また、上の写真のように、後ろにグリーンを入れると、模型の無機質な感じが和らぎ、人間味が出ます。(人間じゃないけど)

ちなみに下の写真のように、バックを暗い家具にすると、模型の頭部のアウトラインがはっきり出ますね。

今度は、窓がある方に被写体を置きかえて撮ってみました。

曇りだったのですが、それでも逆光になり、影が手前にできます。

これはこれで風情が変わります。どちらが正解ということはありません。

2-4.基本のコツ④ 室内を広くムーディに撮る

次は、部屋の端に立って、応接ルームをぱしゃりと撮った写真。

この写真は、まあまあだと言ってもらえました!良かったです。

しかし、応接ルームをプロはこう撮る!

上の写真との違いが分かりますか?部屋に奥行きが出ています。

また座った時に見える景色のように床に近い目線になり、安定感がありますね。

ただ、腰を落としてカメラを構えただけです。

写真はあとで加工もできます。

これは元の画像↓

早朝の爽やかな雰囲気↓

夕方のムーディな雰囲気↓

さらに夜も深まって・・・↓

朝4時頃のうすら明かりがさし始めた雰囲気↓

上の4枚は、すべてあとで加工しました。

撮影した画像を表示して、「画像編集」をクリックします。もともとスマホには画像編集アプリが入っています。

今回は「フォト」というアプリを使用しました。撮ったあとでも明度の「明るさ」、色合いの「カラー」が自由に調節できます。

撮るときにうまく設定できなければ、あとでいくらでも調整できるので便利です。

2-5.基本のコツ⑤ 植物は自然光の中でズームして撮る

今度は植物です。

下の写真は、窓際の植物のところに行って、私が何も考えずぱしゃりと撮ったもの。

なぜか、この写真だけはプロに褒めてもらえました。

「ほ~、こう来るか~う~ん、これは意外性がある」と言われたのですが、なんの意外性があるのか皆目分かりません。なにも考えてなかったんですが。

そして、同じ植物をプロはこう撮る!

植物に生命感・・・接写!

植物はズームが良いそうです。葉脈とか、一部の枯れたとことか、生き物なのでリアル感を出すと良い写真が撮れるそう。

植物の向かって左には窓があり、レースのカーテンがかかっています。

下の葉っぱには、レースのカーテンを通した自然光が当たっています。上の葉っぱは向かって右の室内の光が当たっています。

下の葉っぱの色が綺麗ですね。自然光の方が被写体の色を美しくみせるそうです。

今度はレースのカーテンを開けてみました。窓から直接自然光が入るようにしてみました。

上のレースのカーテン越しの光との違いが分かりますか?

レースのカーテンを通さない方が、より美しくリアルに撮れます。


レースのカーテン越しの自然光


レースのカーテン無しの自然光

人物写真の場合、お肌の綺麗な人は、レースのカーテンをかけないで直接の自然光の中で撮った方がより肌が綺麗に見えます。

レースのカーテンを通すと、肌にふわっとした紗(しゃ)がかかります。お肌に自信が無い人は、カーテン越しの方が肌が綺麗に見えるそうです。

お肌が綺麗な人は窓を全開にして自然光を入れる、肌にあまり自信がない人は、レースのカーテン越しの光を利用する、と覚えておいてください。

2-6.基本のコツ⑥ 白いものはバックを工夫して撮る

今度は部屋の小物の撮影です。インテリア小物をセットでぱしゃりと撮ってみました。

左の白い枝みたいな小物が、美しくないですね。

全体のインテリアとして目で見た時には綺麗だったのですが、実際に写真に撮ると、左の小物が全体の雰囲気を壊しています。

そんな場合は、左の白い小物は写さずに、テーブルの上のものだけを写す方が良いそうです。

それでは、白い小物はどうやって撮ればよいのでしょうか?

プロのカメラマンに、ありがちな白い小物の撮影NGパターンを3つ教えてもらいました。

NGその1:白い壁に白い小物

✖白い壁に白い小物

白い壁に白いもの。目で見たときには綺麗だったのに・・美しくありません。

今度は、白い小物の位置を変えて、窓の方をバックにして撮ってみました。

白い壁をバックにするより、雰囲気がよく出ます。枝ぶりも分かりやすいですね。

NGその2:バックがごちゃごちゃしている

✖バックがごちゃごちゃしている

ハデな壁紙の前で白いものを撮ると、こんな感じ。

綺麗じゃないですね~。まぁ床の上に色んなものが置いてあるのも原因でしょうが。

NGその3:違う種類の光がぶつかり合うところは汚く写る

✖違う種類の光がぶつかり合っている

今度は茶色のドアの前に移動してみました。

茶色の前で撮ると、上の2枚の写真よりは落ち着いた写真になり、白の枝ぶりがよく分かるようになりました。

しかし、ドアの左はしの色がにごって写っています。これ、ドアが汚れているんじゃないんですよ。

このドアは、リビングと応接間の仕切りのドアなのですが、リビングの室内光と、応接間の自然光がぶつかると、こんなふうににごったような色になってしまうんです。

基本的に写真撮影は、単独の光の方が綺麗に写るということ。

何種類の光が色んな方向から当たると、美しく撮れません。

ふと・・・電車の中を想像してみました。つり革につかまって立っているとき、前の窓ガラスに映る自分が、すごく老けて見えることがある。

これも電車の蛍光灯と外の自然光がミックスされているから変に映ってたのね~と妙に納得し安心したのでした。

プロのカメラマンのスマホで写真:格言

★写真は光と影

★背景を選べば成功する

3.スマホでお料理の参考例

スマホ画像を綺麗に取る基本のコツ6選をお伝えしてまいりました。

それでは、このあたりで、お料理をプロが撮ったらこうなる!というのをいくつかあげてみたいと思います。

SNSに投稿するのは圧倒的に料理が多い!という方は参考になさってください。

「羽鳥の特製生姜ラーメン」。

しょうがタップリが中央メインになっています。手前のたまごの黄色がアクセントですね。

向かって右奥のコショウの瓶とかつまようじが、いい感じで雰囲気を醸し出しています。

「肉うどん」。

テーブルの茶と器の黒が美しく、上にのせた白ネギのピン!とした勢いと白さを引き立てています。

「卵チャーハン」。

れんげをあえて向こう側に設置して撮影。カウンターの背景で店の雰囲気がよく分かります。

「ダルカレー」。

後ろのナンがいいですね~ 。お腹が空いてきました。

これは「まぐろのくし刺し」。網焼き用ですね。

あえて接写で、まぐろの新鮮さと厚みを強調。

「ワンタンメン」。

どんぶりの半分ぐらいを撮影。ワンタンのもっちり感がよく伝わります。

「刺身の盛り合わせ」。

手前右に、少しだけ群青色の器が入るように撮るのがコツ。刺身が色ツヤよく写り、鮮度までがよく分かります。

「ガパオライス」の辛口。

見た目以上に辛い一品。むこうの目玉焼きがいい味だしてます。

「肉汁うどん」。

油揚げサンがおつゆをたっぷり含んで、ぶた肉クンと一緒に鎮座されています。めんのコシまで伝わってくるよう。

「元天のねぎ蛸」の塩味。

ねぎ蛸の名どおり、山盛りのネギに焦点が合っています。

「濃厚煮干中華そば」。

スープの脂な感じと厚切りチャーシューが、見るからにヘビーでツラい。

「キーマカリー」。

これも、お料理全部を撮らない典型写真。上に見える白いお皿のカーブが美しい。

「フレッシュほたるいかと菜の花のペペロンチーノ」。

食器の絵柄の美しさも見せたい場合は、あえて引いて撮影。

梅の花の形の、「あづきむすび」。

画面の空白を広くとることと、しば漬けを一緒に入れることで、おむすびの大きさがよく分かります。

今度はスイーツ。

名物舟和の「芋ようかん」と「あんこ玉」。

透明のケースごとそのまま撮っただけですが、あんこ玉のツヤ感がたまりません。

「花園饅頭のきんつば」。

バックを白にすると、かえってカリカリころも感が伝わってきて美味しそう。

これは、スターバックスの、さくらなんちゃらフラペチーノ。

上の空白をあえて多くしたことにより、パフェの巻き巻き感がよく出てます。

色とりどりのカップケーキ。

色味を楽しみたいから、カップケーキそれぞれが主役です。

パソコンの前に、亀屋万年堂の祝いまんじゅう。

ごろんとしておいしそう。卒業式の撮影でもらったんでしょうか?

さあ次は、美味しそうなお料理とともに、室内の雰囲気も一緒に撮りたい場合の例です。

クリームブリュレとコーヒー。

サラダのトルティーヤラップ。

後ろにソファーや人物が入ることで、その場のリアル感がよく分かりますね。

4.スマホで番外編

次は番外編。空。

こんなのもスマホで撮れちゃいます。

地上の高いビルが入ることで、雲のワイド感がまるごと良く分かる。目の前に迫ってくるようです。

東京カテドラル聖マリア大聖堂。

雲ひとつ無い青い空も一緒に。天気の良い日はより美しく撮影できます。

次も番外編。

カメラマンの孫たち。誕生日パーティの一枚です。

人物撮りは自然な表情をとらえるのが一番。いかに相手をリラックスさせるかが大切なポイントです。

つい構えてしまう大人より、子どもの方がナチュラルな表情を見せてくれますね。

5.まとめ

これまでスマホでプロ並みな写真を撮るコツをお伝えしてまいりました。参考になりましたでしょうか?

普段の食事や風景、小物もちょっとしたコツで生き生きとリアルな写真となります。

この記事を参考にして、ぜひあなただけの素敵な写真を撮って、思い出を素敵に残してくださいね。

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